『悪の花』 043 生きる松明

私の前を歩くのは、光に満ち溢れたこの両眼
聡明な天使がおそらく磁気を備えさせたのだろう。
彼らは歩いている、私の兄弟でもあるこの神聖な兄弟たちは、
私の両眼の中で、彼らのダイアモンドの炎を揺さぶりながら。

私をあらゆる罠から、あらゆる深刻な罪から救いながら、
彼らは私の足取りを美の道へと導いてくれる。
彼らは私の下僕にして、私は彼らの奴隷なのだ。
私の存在全てが、この生きる松明に従っている。

魅力的な両眼よ、君たちは、昼間から燃え盛る蝋燭の
神秘的な光のように輝いている。太陽が
赤く燃えようとも、その光の幻想的な炎を消し去りはしない。

その光はを称えるが、君たちは復活を歌う。
君たちは私の魂の復活を歌いながら歩いて行く、
どのような太陽にもその炎を陰らされることのない星たちよ!