『悪の花』035 決闘

二人の戦士が互いに跳びかかった。彼らの武器が
空にきらめきと血しぶきを撒き散らした。
この勝負は、この鋼の物音は、
泣き叫ぶ愛の虜となった青春の大騒ぎだ。

刃は砕けた! 私たちの青春のように、
愛しき人よ! しかし研ぎ澄まされた歯と爪が
やがて剣と裏切り者の短刀の復讐を果たす。
おお、愛に傷つけられた壮年の心の怒りよ!

山猫や豹の巣食う谷底へ、
我らの英雄たちは、意地悪く締め付け合いながら転がり落ちていった。
彼らの肌が乾いた茨の地に花を咲かせるだろう。

――この深淵、それは我らの友が住みつく地獄!
後悔もなく転がり落ちて行こう、人でなしのアマゾネスよ、
我らの憎しみの激しさを永遠のものとするために!