ジェラール・ド・ネルヴァル

ジェラール・ド・ネルヴァルとは?

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ジェラール・ド・ネルヴァル(1808-1855)

ネルヴァルは19世紀前半に活躍した詩人、小説家です。早熟だったネルヴァルは13歳で詩を書き始め、20歳を前にドイツの文豪ゲーテの『ファウスト』を翻訳。翻訳により一躍有名に。ただ当時の作家にとって一番の輝かしいステータスって何だと思いますか?それは演劇の世界でヒット作を出すこと!ネルヴァルもこの線を目指しますが、劇評に精を出すも作品としては大きな成功を収めることはできませんでした。しかしネルヴァルには今日でも色あせない現代性があったんです。それは、彼の作品に見られる自己探究の側面。ネルヴァルは作家であると同時に、旅行したり読書しまくったり膨大なインプットをする人だったんですが、そこで得た知識と狂気という個人的な病的体験が絡み合って、現代人にも通じる自己探究(いわば自分探し?)の高度な表現を残したのでした。最後は残念ながら自殺によって亡くなってしまいます。


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