パリの憂鬱

パリの憂鬱(憂愁)もしくは、小散文詩は全50の詩篇によって構成されています。このうちの大半が、既に山田兼士先生が訳されたものが、そのサイトにおいて公開されています(山田兼士先生のサイトへはコチラから)。このページでも私、廣田による訳があるものは公開しておきます。

『パリの憂鬱』02 「老婆の絶望」

よぼよぼになった小さな老婆がすっかり喜んで、可愛らしい子どもを見ている。誰もがその子に祝福し、世界中がその子に

Read more ...

『パリの憂鬱』11「野蛮な女と気取った情婦」

まったくだね、あなたと言う人は私を際限なく、容赦なく疲れさせるよ。あなたの溜め息を聴いていると、あなたの苦しみ

Read more ...

『パリの憂鬱』16「時計」

中国人は時刻を猫の目の中に見るという。 ある日、宣教師が南京の郊外を散策していた折、時計を忘れてきたことに気が

Read more ...

『パリの憂鬱』24「計画」

ひとけのない大きな公園を散歩しながら、彼はこう呟いていた。「彼女が宮廷の衣装を身にまとっていたら、どれだけ美し

Read more ...

『パリの憂鬱」26「貧しい者たちの眼」

ああ! あなたはどうして私が今日、あなたを憎んでいるのか知りたいのだね。あなたがそれを理解することに比べれば、

Read more ...

『パリの憂鬱』35「窓」

窓 LES FENÊTRES 開いた窓から外を見ている者は、閉じた窓から見ている者ほど多くの物を、決して見はし

Read more ...

『パリの憂鬱』46「後光喪失」

おや! どうしたのです! あなたがここにいるとは? あなたがこんな酷い場所にいるとは! 神髄を飲み、神饌を食す

Read more ...

序文、アルセーヌ・ウセーに
1 異邦人
2 「老婆の絶望」
3 芸術家の〈告白の祈り〉
4 剽軽者
5 二重の部屋
6 それぞれがキマイラを
7 道化とヴィーナス
8 犬と香水壜
9 不都合なガラス売り
10 午前一時に
11 「野蛮な女と気取った情婦」
12 群衆
13 寡婦たち
14 年老いた大道芸人
15 菓子
16 「時計」
17 髪の中の半球
18 旅への誘い
19 貧者の玩具
20 仙女たちの贈り物
21 誘惑、あるいはエロスとプルートゥスと栄光
22 夕べの薄明
23 孤独
24 「計画」
25 麗しのドロテ
26 「貧しい者たちの眼」
27 英雄的な死
28 贋金
29 気前のいい賭博師
30 綱
31 天職
32 バッカスの杖
33 酔え
34 すでに!
35 「窓」
36 描きたいという欲望
37 月の恵み
38 どちらが本当の彼女か?
39 駿馬
40 鏡
41 港
42 情婦たちの肖像
43 みやびな射手
44 スープと雲
45 射撃場と墓地
46 「後光喪失」
47 マドモワゼル・ビストゥリ
48 Anywhere out of the world 世界の外ならどこへでも
49 貧乏人を殴り倒そう
50 善良な犬たち

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です